緑内障の治療法を知る

緑内障の手術方法や手術後の注意点を詳しく解説

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緑内障の手術の画像
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この記事の所要時間: 229

こんにちは。サイト管理人のメシルです。

緑内障の治療とは大きく分けて、薬物医療(点眼薬)とレーザー治療と緑内障手術の3つあり、多くの場合、薬物治療で視神経障害の進行を抑制するすることができます。

ただ、薬物治療には副作用があり、心臓疾患などをお持ちの方は、緑内障の種類によっては治療できない場合もあります。

薬物による副作用は「絶対NG!緑内障を悪化させる禁忌とは icon-arrow-right 」、緑内障の種類は「こんなにあるの?!緑内障には5つの種類があった… icon-arrow-right 」の記事にて紹介しています。

そういった薬物医療ができない場合に、レーザー治療や手術を用いるケースが多いようです。

そこで今回は、緑内障手術について詳しくご紹介いたします。

緑内障の手術前

手術を受けることのできる状態であるかを確認する為、採血・レントゲン・心電図などの身体検査と目の検査を行います。

異常が見つかった場合には、手術を延期し、改めて手術の日程を検討します。

緑内障の手術方法

緑内障の手術には大きく分けて3種類あり、緑内障の種類や視神経障害の進行状態などを総合的に判断し、どの方法で施術するのかを決定します。

以下は、緑内障手術の種類をご紹介します。

線維柱帯切開術

結膜と強膜を切開しシュレム管を露出させ、線維柱帯を眼の内側に向かって切開します。
手術後、房水は切り開かれた線維柱帯部分からシュレム管へ流れるようになり眼圧低下に期待できます。

線維柱帯切除術より効果が低いとされていますが、若年層には有効な手術です。

手術直後には必ず眼内出血が見られ、視力は低下しますが数日で改善します。

線維柱帯切除術と比べ、合併症が少ない安全な手術です。

この線維柱帯切開術は、術後5日ほどで退院可能です。

線維柱帯切除術

眼内と結膜下の間にバイパスを作成し、房水の出口を別に作り排水効率を改善する手術で、眼圧低下には最も効果が期待できます。

手術後より眼圧が安定するまで、目のマッサージやレーザーによる縫合糸の切開、結膜の再縫合など色々な治療が必要になります。
また手術後は、眼球表面の細菌が目の中に入らないよう、感染症対策も重要です。

手術後3年ほどで効果が落ちてくるので、再度手術を必要とする場合があります。

線維柱帯切除術は術後2週間ほど入院が必要です。

隅角癒着解離術

房水の流れ出る線維柱帯に虹彩が癒着した為、流れにくくなった部分を剥がす手術です。
手術後、隅角が開き、房水はシュレム管へ流れ出る為、眼圧低下に期待できます。
また手術数日経過後、剥がした場所がまた再癒着しないよう虹彩の根元にレーザー治療を施す場合があります。

隅角癒着解離術は術後2週間ほど入院が必要です。

緑内障の手術中

点眼と注射による局部麻酔を施し、手術中の痛みはほとんどありません

極めて稀ですが、麻酔薬の投与後に強いアレルギー反応を起こす場合があります。
過去にそういった経験や不安がある場合は、事前に担当の医師に相談するようにしましょう。

手術に掛かる所要時間は60〜90分程で、手術中は顕微鏡を使って細かい作業を行います。

手術中に眼球を動かしたりすると危険ですので、何か動作が必要な場合には執刀医に伝えましょう

緑緑内障の手術後の注意点

入院中

手術後は、翌日の朝まで眼帯をしたままになるので、無理に外さないでください
入院は大体1〜2週間ですが、眼圧の経過によって処置をし、状態が安定してからの退院となります。

日常生活

退院後、日常生活で注意するのは、目の外的衝撃、目に水を入れない、処方された目薬を忘れないの3点です。

特に日常生活で困るのは、洗髪だと思います。
自分で洗髪すると目に水が入る可能性があるので、手術後1~2週間は、美容室などで仰向けの状態で洗髪してもらいましょう。

眼球の出血

白目の出血は術後1週間程で体内に吸収され、目立たなくなります。

極めて稀ですが、駆出性出血と呼ばれる合併症を引き起こす場合があります。
それは、手術中、眼球内に大量に出血が生じるもので、失明に関わります。

この、駆出性出血は原因不明で、確実な予防法はありません。

一説によると、目に力が入ると生じやすいと言われているので、手術中我慢していることがあれば執刀医に伝えるよう心がけましょう。

眼内炎

手術中や手術後、目の中に細菌が入ることで眼球内に炎症が広がり、最悪の場合、失明します。

発生率は眼科の手術全体で0.1 %以下と極めて低いですが、退院後も感染しないよう注意を心がけてください。

手術後の眼圧

手術後、数週間は眼圧が安定せず、低い場合には見えづらくなります。

ただそれは、安定していないだけで徐々に落ち着いてくるので、過剰に心配せず、医師に相談し説明を聞きましょう。

まとめ

  • 緑内障の手術前には、手術を行なえる身体状況を検査
  • 緑内障の手術方法は3つあり、緑内障の種類や障害の進行具合で決定
  • 緑内障の手術中は、局部麻酔を行う。所要時間は60〜90分程
  • 緑内障の手術後の注意点は、目の外的衝撃や感染症など

緑内障の手術は、効果的に眼圧を抑え病気の進行を抑制することができますが、感染症や駆出性出血の危険性も考えると、できれば受けたくない治療方法です。

ですから、日頃から出来る緑内障の予防法を意識的に取り入れて、視神経障害の進行を抑える努力をしていきましょう。

緑内障の予防法は下記記事にてご紹介しています。

緑内障発症率20%減少!?眼圧を抑える食事とは icon-arrow-right 

絶対NG!緑内障を悪化させる禁忌とは icon-arrow-right 

キツくない運動で緑内障の眼圧をコントロール icon-arrow-right 

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