緑内障の豆知識を知る

緑内障の治療用目薬の種類や副作用など徹底分析

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緑内障目薬の種類や副作用の画像
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この記事の所要時間: 315

こんにちは。サイト管理人のメシルです。

現在、緑内障患者に処方される薬としては、ほとんどが目薬となります。
この目薬は、眼圧を下げる事が目的で、目の痛みを和らげる薬ではありません。
つまり、一度に数滴や短い間隔での点眼は、ただ副作用の為に注しているようなものなのでご注意ください。

目薬の調薬は、緑内障の種類や進行度合いに合わせて、一種類にするのか併用するのかを決定します。

緑内障の目薬と言っても、現在の薬は十数種類あるので、その中の一部を詳しくご紹介いたします。

緑内障の目薬の種類や副作用とは

緑内障治療用の目薬 は、 大きく以下の3つに分類されます。

  1. 房水の産生量を抑えるタイプ
  2. 房水の排出を促すタイプ
  3. 1・2の複合タイプ

以下、3つのタイプに対して分類ごとに、商品名、効果、副作用をご紹介します。

1,房水の産生量を抑えるタイプの緑内障治療用目薬

薬効分類名
炭酸脱水酵素阻害剤 (CAI)

商品名(成分名)
・エイゾプト(ブリンゾラミド)
・トルソプト(ドルゾラミド塩酸塩)

効果
房水の産生に関与している炭酸脱水酵素を 阻害し、房水の量を減少

副作用
・一時的な刺激感
・かゆみ
・充血

薬効分類名
β遮断薬

商品名(成分名)
・ケミラン(カルテオロール塩酸塩)
・ケミランLA(カルテオロール塩酸塩)
・チモプトール(チモロールマレイン酸塩)
・チモプトールXE(チモロールマレイン酸塩 )
・リズモンGT(チモロールマレイン酸塩 )

効果
房水の産生に関与しているβ受容体の作用を 遮断し、房水の量を減少

副作用
・刺激感
・目のかゆみ
・除脈
・ぜんそく発作
・心臓や気道への影響

薬効分類名
β1遮断薬

商品名(成分名)
・ベトプティック(ベタキソロール塩酸塩)
・ベトプティックエス(ベタキソロール塩酸塩)

効果
房水の産生に関与しているβ受容体の作用を 遮断し、房水の量を減少

副作用
・刺激感
・目のかゆみ
・除脈
・ぜんそく発作
・心臓や気道への影響

薬効分類名
配合剤(CAI+β遮断薬)

商品名(成分名)
・コンプト(ドルゾラミド塩酸塩、チモロールマレイン酸塩)
・アゾルガ(ブリンゾラミド、チモロールマレイン酸塩)

効果
・房水の産生に関与している炭酸脱水酵素を阻害し、房水の量を減少
・房水の産生に関与しているβ受容体の作用を遮断し、房水の量を減少

副作用
・刺激感
・目のかゆみ
・除脈
・ぜんそく発作
・心臓や気道への影響

2, 房水の排出を促すタイプの緑内障治療用目薬

薬効分類名
プロスタグランジン製剤(PG製剤)

商品名(成分名)
・ルミガン(ビマトプロスト)
・トラバタンズ(トラボプロスト)
・レスキュラ(イソプロピルウノプロストン)
・キサラタン(ラタノプロスト)
・タプロス(タフルプロスト)

効果
ぶどう膜強膜経路の房水排出を促進

副作用
・虹彩への色素沈着
・まつ毛が増える
・まぶたが黒ずむ
・上まぶたがへこむ

薬効分類名
副交感神経刺激薬

商品名(成分名)
サンピロ(ピロカルピン塩酸塩 )

効果
シュレム管経路の房水流出を促進

副作用
・暗くぼやける
・視力低下
・鼻水

薬効分類名
抗コリンエステラーゼ薬

商品名(成分名)
ウブレチド(ジスチグミン臭化物)

効果
シュレム管経路の房水流出を促進

副作用
・刺激感
・かすみ目
・下痢
・吐き気
・腹痛

薬効分類名
α1遮断薬

商品名(成分名)
デタントール(ブナゾシン塩酸塩)

効果
ブドウ膜強膜経路の房水排出を促進

副作用
・結膜充血

薬効分類名
ROCK阻害薬

商品名(成分名)
グラナテック(リパスジル塩酸塩水和物)

効果
線維柱帯、シュレム管経路の房水流出を促進

副作用
・刺激感
・結膜充血
・結膜炎
・角膜炎

3,1・2の複合タイプの緑内障治療用目薬

薬効分類名
配合剤(PG製剤+β遮断薬)

商品名(成分名)
・デュオトラバ(トラボプロスト、チモロールマレイン酸塩)
・ザラカム(ラタノプロスト、チモロールマレイン酸塩)
・タプコム(タフルプロスト、チモロールマレイン酸塩)

効果
・ブドウ膜強膜経路の房水排出を促進
・房水の産生に関与しているβ受容体の作用を遮断し、房水の量を減少

副作用
・虹彩への色素沈着
・まつ毛が増える
・まぶたが黒ずむ
・刺激感
・目のかゆみ
・除脈
・ぜんそく発作
・心臓や気道への影響

薬効分類名
交感神経刺激薬

商品名(成分名)
ピバレフリン(ジピベフリン塩酸塩)

効果
・房水の産生を抑制
・房水排出を促進

副作用
・結膜アレルギー
・散瞳(さんどう)
・口の乾き
・鼻の乾燥感

薬効分類名
α1・β遮断薬

商品名(成分名)
・ハイパージールコーワ(ニプラジロール)
・ニプラノール(ニプラジロール)
・ミロル(レボブノロール塩酸塩)

効果
・房水の産生を抑制
・ブドウ膜強膜経路の房水排出を促進

副作用
・刺激感
・目のかゆみ
・除脈
・ぜんそく発作
・心臓や気道への影響

薬効分類名
α2作動薬

商品名(成分名)
アイファガン(ブリモニジン酒石酸塩)

効果
・房水の産生を抑制
・房水排出を促進

副作用
・結膜蒼白
・散瞳
・まぶたが上がる
・結膜炎
・口の乾き
・鼻の乾燥感

緑内障治療用目薬の副作用として有名なのが、まつ毛が伸びることです。
その副作用を用いて女性の間で、美容目的としてミルガンなどを使用していると聞きますが、まつ毛が伸びること以外にも副作用は多くあります。

特に、ぜんそくの発作を引き起こすような治療薬もあるので、使用される場合には十分にご注意ください。

緑内障目薬の点眼方法とは

手をキレイに洗い目薬を1適だけ点眼してください。
一度に何度も注しても効果は変わりません。

目の周りに目薬の液が付着した場合には、清潔なタオルで拭き取ってください。
プロスタグランジン関連の目薬の場合、まぶたが黒ずんだり、まつ毛が濃く太くなったりすることがあります。

点眼時の注意点として、他の目薬を使用する場合、5分以上の間隔を空けてから点眼してください。
また、緑内障治療中で市販の目薬も使用する場合、市販の目薬成分が緑内障用目薬の成分を洗い流してしまう恐れがあるので、担当の眼科の医師に併用可能かご相談ください。

まとめ

  • 緑内障治療用の目薬には大きく分けて3つの種類がある
  • 薬効分類によって様々な効果と副作用がある

緑内障の治療は、病気の種類や進行度合いによって変わります。

まつ毛が伸びることで有名!?緑内障の治療法とは icon-arrow-right 」にも目薬の治療以外に説明していますのでご覧ください。

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