こんにちは。サイト管理人のメシルです。
昔から言われ続けている「ブルーベリーは目に良い説」。
実際に、どのように目に作用するのか知らなかったので調べてみると、すごい効果を発揮していることがわかりました。
今回は目の疲れのメカニズムから、ブルーベリーの回復力や1日に必要な摂取量などをご紹介します。
目の疲れのメカニズムとは
私たちが目で見たものは、眼球の一番奥にあるスクリーンの役割を果たしている網膜へと伝えられますが、それだけでは脳に視覚情報として伝達することはできません。
網膜には片目で1億個以上もの視細胞という重要な細胞があり、視覚情報を伝達する役割を担っているのがロドプシンと呼ばれるタンパク質です。
この物質が網膜に入ってきた情報をキャッチすると、分解と再合成を繰り返し電気信号を発生させ、視神経から脳へと伝わり、「見える」という現象が起こります。
ところが、目を酷使し続けると、この再合成が追いつかず脳へ情報を伝えるのが困難になるため、物が見えづらくなります。
また、テレビやパソコンなどから発するブルーライトで活性酸素が増加し、眼球の網膜中心部の黄斑などが損傷することで、ぼやけてみえるなどの原因にもなります。
これが、目の疲れ特有の視力低下やかすみ目にあたります。
さらに、この視力低下が引き金となり、目の痛みや肩こりなども引き起こしてしまうのです。
眼精疲労については「眼精疲労はどうやって治す?原因や症状と改善法をご紹介 」の記事でも紹介しています。
ブルーベリーの回復力
ブルーベリーには、アントシアニンと呼ばれる、ポリフェノールの一種の青紫色の天然色素成分を多く含んでいて、このアントシアニンがロドプシンを活性化させるのに一役買っているのです。
効果としては、目の血流を増加させ眼圧上昇や視野低下を抑制し、眼精疲労や視力低下の回復をすることが有名で、臨床実験でも実証されています。
さらにブルーベリーには、強い抗酸化作用もあり、紫外線やブルーライトなどといった有害な光によって増加した活性酸素から身を守り、ドライアイや眼精疲労、白内障や加齢黄斑変性といった目の病気から守ってくれる働きがあります。
また、抗酸化作用は目だけの活性酸素に作用する訳ではなく、ガンや脳卒中など、成人病の発病、あるいは老化などにも期待できる注目の成分です。
アメリカの農務省に属する栄養研究所の発表によると、アメリカ産の43種類の果実と野菜の抗酸化作用を比較したところ、ブルーベリーが最高値だったことも証明されています。
アントシアニンの1日に必要な摂取量と効力時間
アントシアニンの摂取量は、1日120mg以上が目安とされていて、食べ過ぎたとしても水溶性なので余分な分は排出され、副作用の心配は要りません。
また、アントシアニンは熱にも強いので、ジャムや調理した物からでも問題なく摂取することができます。
もし1日に必要な120mg以上を生のブルーベリーから摂取するならば、約20~30粒程度の摂取量となり、ジャムにすると、大さじ2杯以上が必要な計算になります。
ブルーベリーのアントシアニンは速効性に期待でき、摂取後約2~4時間で効果が現れ、約24時間で消滅します。
まとめ
- 目の疲れはロドプシンの働きが鈍化することが原因
- ブルーベリーのアントシアニンがロドプシンをサポート
- 1日に必要な摂取量は120mgで効力は24時間
毎日20粒以上、生のブルーベリーを摂取することは難しいですし、大さじ2杯のジャムを食べ続けるのはカロリーも気になりますよね。
そういった場合は、サプリを活用すると、経済的にも健康面でもしっかり補うことができてオススメです。